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論文投稿 人工浮島建設技術

作成年度 2005 年度
論文名 人工浮島建設技術
論文名(和訳)
論文副題
発表会
誌名 地盤工学・実務シリーズ22 計量土工法
巻・号・回 実務22
発表年月日 2005/06/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
河川生態チーム中村圭吾
抄録
"浮島は,元来自然の湖,池などに存在する。植物に覆われた泥炭層が下部で発生したガスにより浮き上がる,あるいは湖岸の植物が一部切れることにより浮島となって水面を漂う。自然の浮島としては,和歌山県新宮市の「浮島の森」や山形県朝日町の「浮島大沼」が有名である。一方,人工浮島はイカダ状の人工浮体の上に水草を植えた構造物である。その主な目的は,生物生息空間の創出,水質浄化,景観の改善,消波による湖岸保全である。水辺の植生帯を復元していくためには,できるだけ自然の状態に近い植生帯を復元するのが理想的である。しかし,水位変動が激しいダム湖や治水・利水上の制約により容易に植生帯を回復できない湖沼において人工浮島は有効な構造物である。また,陸地から離れているため鳥類の営巣地としては安全である。人工浮島は,すでに昭和20年代に小野湖(山口県)において水産増殖を目的として施工されている1)。大規模な人工浮島としては,滋賀県が琵琶湖において1982年より浮産卵礁として設置しており,コイ,フナ,ホンモロコの産卵床として大きな効果を上げている2)。欧米では,鳥類の営巣用に設置されることが多く,1900年代初期にはニューハンプシャー州(アメリカ)でアビの営巣用に人工浮島が設置されている3)。欧米では,比較的小規模なものが多いようである3)。人工浮島が広く認識されるようになったのは,1990年代半ば以降である。特に1995年に霞ヶ浦で開かれた「第6回世界湖沼会議」において人工浮島に関連した論文が発表されたことが契機となった4),5),6)。人工浮島に関しては,(財)ダム水源地環境整備センターにより「人工浮島シンポジウム」が1999年と2000年に開催されており,研究事例,実施例が多く紹介されている7) ,8),9)。海外でも研究および設置がはじまっている。韓国においてはすでに20件以上の事例がある10)。アメリカにおいては内務省開拓局の研究者らによって,ダム湖の水質浄化あるいは魚類生息場として実験がはじめられている11),12),13)。"
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