| " 液体急結剤を使用した吹付けコンクリートは、施工面において粉じんの発生が少ないこと、付着性がよくはね返りが少ないこと、仕上げ面が滑らかであること等の長所を有しているが、旧来の液体急結剤は強度の立ち上がりが遅いこと、湧水部への付着性が悪いこと、また、強アルカリ性を有するものは、アルカリやけどを起こす恐れがあることなどの問題を有していた。これらの問題点を解消するために、ヨーロッパから技術導入され、国内で改良された水溶性アルミニウム塩を主成分とした新たな液体急結剤が使用されるようになり、特に低粉じん吹付けコンクリートへの効果が国内各所のトンネル施工現場から報告されている。 本報告は、平成14年度~平成16年度にかけて独立行政法人土木研究所「ずい道建設における吹付け作業時の発生粉じん量の低減技術および局所集じんシステムの開発に関する共同研究」の一環として、水溶性アルミニウム塩を主成分とした液体急結剤を用いた吹付けコンクリートの吹付け性状および強度発現性能について、ベースコンクリートの配合条件や吹付けコンクリートの施工条件を変化させて行った試験の内、主に粉じん濃度の測定結果を報告するものである。 " |