| "わが国においては、土質遮水壁型ロックフィルダムの建設に当たって、十分な量のコア材料の確保が困難であったり、多雨あるいは寒冷地域では、コアの施工が施工全体のクリティカルパスとなったりすることがしばしばみられる。これらの問題を解決するためにコア幅の縮小が検討されることがある。わが国の国土交通省系の中央土質遮水壁型ロックフィルダムでは、コアの上下流勾配として1:0.2を採用することが一般的で、最近建設された、あるいは建設中のいくつかのダムにおいて、現行のフィルタ基準よりも厳しいパイピング条件を規定するSherardの限界フィルタ基準を満たすフィルタとの組合せで、1:0.20より若干急な1:0.16-0.17が採用されている程度である。このような現状に鑑みると、①当初設計においてどの程度までコア幅(コアの上下流勾配)を減少できるのか、②施工の途中段階からコア賦存量が少ないことが判明してコア幅(コアの上下流勾配)を減少させる場合にどのような形状とすればよいのか、などを明らかにするための研究を実施する必要がある。本研究では、水圧破砕に着目したうえで、上下流対称コアの幅の縮小を目的とした数値解析的検討を実施した。" |