国立研究開発法人土木研究所

論文・刊行物検索

利用者の方へ

詳細情報

論文投稿 下水試料を対象としたエストロゲン抱合体のLC/MS/MSによる測定法の検討比較

作成年度 2006 年度
論文名 下水試料を対象としたエストロゲン抱合体のLC/MS/MSによる測定法の検討比較
論文名(和訳)
論文副題
発表会
誌名 環境ホルモン学会第9回研究発表会要旨集
巻・号・回
発表年月日 2006/11/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
水環境研究グループ水質チーム大岩俊雄、末岡峯数、田辺薫、小森行也、鈴木穣
抄録
人畜由来のエストロゲン類は、尿中から体外に排泄されるときは水溶性のグルグロン酸抱合体(以下Gと略す)と硫酸抱合体(以下Sと略す)の形態であり、抱合体は環境中では一部は脱抱合によりエストロゲン遊離体を生成しホルモン活性を持ち、又多くは下水処理場での分解が報告されている。我々は、既に下水試料のエストロゲン遊離体や抱合休についてLC/MS/MSによる測定法について報告してきた。下水試料は夾雑妨害成分が多く、特に比較的不安定な抱合体の分析では夾雑成分との分離精製を目的とした試料の前処理工程において分解が起こりやすく、また測定成分のサロゲートとなる標準物質の入手が限られることからその測定精度上で問題が多い。我々は最初に、エストロゲン遊離体と抱合体の同時測定を目的として、耗料の前処理精製を同時に行いLCを同一条件で測定する方法(以下従来法と記す)を報告した。この方法では前処理精製工程濃縮.乾固換作が連続するため、抱合体のうち特にダルクロン酸塩の回収率が低いことが確認された。そこで、改良法として分析試料量を少圭化し前処理精製を固相抽出(SPE)による凍縮のみとして、LCでの分離条件を遊離体の測定条件とは異なる抱合体のみの分離条件で測定する方法を報告した。本報告は、標準的な活性汚泥法による下水処理場(5ヶ所)で夏季と冬季に採取した同一試料を用い上記両方法により比較検討した結果である。硫酸抱合体としてエストロン-3S(Elr3S)、17βエストラジオール-3S(E2-3S)、エストリオールー3S(E3-3S)について、ダルクロン酸抱合体として、E1-3G、E2-3&17G、E3-3&17Gについて測定比較した結果は下図のとおりであった。硫酸抱合体についてはE1-3Sで従来法が高い値もあったが、他は改良法が若干高い値を示した。一方、ダルクロン酸抱合体はいずれも改良法が高い値を示した。
ページの先頭へ

この画面を閉じる

Copyright (C) 2022 Independent Administrative Institution Public Works Research Institute