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論文投稿 印旛沼における底泥巻き上げ、湖底の光環境と水生植物との相互関係

作成年度 2005 年度
論文名 印旛沼における底泥巻き上げ、湖底の光環境と水生植物との相互関係
論文名(和訳)
論文副題
発表会
誌名 水工学論文集
巻・号・回 第50巻
発表年月日 2006/02/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
河川生態チーム天野邦彦 時岡和利
抄録
" 印旛沼においては、干拓事業という大きな改変の後、高度成長期における水質汚濁の進行に伴う水生植物の減衰を経て、流域における下水道事業の伸展などに伴う流入河川水質の改善が見られている。しかし、沼内の水質改善は進まず、水生植物についても、刈り取りなどの人為的インパクトを受けながら変遷し、現在では沼周囲の抽水植物帯と浮葉植物のオニビシ群落を除き減衰したままである。 本研究では、まず、印旛沼における水質と水生植物の変遷について既往資料に基づき整理した。また、水生植物が沼内水質に与える影響として底泥巻き上げの抑制に着目し、現地に残存するオニビシ群落内外において連続水質観測を行い、シミュレーションモデルによる観測結果の検証を行った。オニビシ群落による消波効果、底泥巻き上げ抑制効果が実測値より認められた。計算結果は、実測値をよく再現していた。この結果を基に、水生植物による湖底の光環境改善効果がどの程度期待できるかについて計算による推定を行った。結果は、1977年に沈水植物が繁茂していた頃と現況において大きな差は見られなかった。何らかの方法で十分な光を湖底に届けることで沈水植物が再生すれば、沈水植物自ら巻き上げを抑制し、光環境を改善することで、持続的に生育できると考えられるが、今回の結果は、現状でも1977年当時と湖底における光環境にはあまり差がないのか、沈水植物群落は今回の計算で仮定したものより底泥巻き上げ効果が高いかあるいは1977年当時の底泥は細粒分が少なく巻き上がりにくかった等の理由のために、実際には光環境が現在より良かったのかということを示唆している。今後は、沈水植物が繁茂可能な光環境を確保するために必要な条件をさらに追求する必要がある。"
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