国立研究開発法人土木研究所

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論文投稿 水環境に残留した医薬品の実態調査における対象物質の選定方法について

作成年度 2006 年度
論文名 水環境に残留した医薬品の実態調査における対象物質の選定方法について
論文名(和訳)
論文副題
発表会
誌名 下水道協会誌
巻・号・回 Vol 43 No.523
発表年月日 2006/06/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
水環境研究グループ水質チーム大上浩司、小森行也、八十島誠、小請淳子、鈴木穣
抄録
化学物質の一種である医薬品は,人や動物の治療を目的として,製造・使用されている。そのため,医薬品の効果,用法,副作用等に関する情報は多く公表されているが,体内に取り込まれた医薬品が排泄された後の環境影響や残留性について議論されることは,これまでほとんどなかった。欧米諸国では,PPCPs(PharmaCeuticalsandPerSonalCareProduCtS),つまり医薬品,歯磨き粉,シャンプー,石鹸,化粧品等の日用品による水質汚染が社会問題化してきており,水環境や下水道における実態が徐々に明らかにされてきている。日本国内においても,欧米諸国の動向を受けてPPCPSの汚染実態等についての調査.研究が始まったところである。さらに,一部新聞では河川から医薬品成分が検出されたとの報道もなされている。しかし,現在のところ,PPCPsが水環境中にどのくらい排出されているのか,水環境中でどのような挙動をしているのか,人や動植物にどの様な影響を及ぼすかについては,ほとんど分かっていない。このような背景の下,独立行政法人土木研究所と東和科学株式会社はPPCPsの中でも医薬品,特に抗生物質に着目し,検出技術と除去技術に関する共同研究を実施している。数多くある抗生物質の中から優先的に調査すべき成分を合理的に選定することは,効果的に調査を進めるために重要である。研究対象とする抗生物質の絞込みに当たって,医薬品の物理・化学的情報集を用いた対象物質の選定方法を検討したので,その概要を述べる。
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