国立研究開発法人土木研究所

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発表 木曽川におけるイタセンパラ繁殖ワンドの物理環境特性と保全へのアプローチ

作成年度 2010 年度
論文名 木曽川におけるイタセンパラ繁殖ワンドの物理環境特性と保全へのアプローチ
論文名(和訳)
論文副題
発表会 日本陸水学会東海支部 第13回研究発表会
誌名 日本陸水学会東海支部 第13回研究発表会 講演要旨集
巻・号・回 13
発表年月日 2011/02/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
独立行政法人土木研究所水環境研究グループ自然共生研究センター佐川志朗
北海道大学大学院地球環境科学研究院根岸淳二郎
独立行政法人土木研究所水環境研究グループ自然共生研究センター萱場祐一
岐阜県世界淡水魚園水族館「アクア・トトぎふ」 展示飼育部池谷幸樹
独立行政法人土木研究所水環境研究グループ自然共生研究センター、三重県新博物館整備推進室、国土交通省中部地方整備局木曽川上流河川事務所久米学、北村淳一、白江健造
抄録
 イタセンパラ Acheilognathus longipinnis は、コイ科タナゴ亜科に属する日本固有種であり、我が国の淡水魚類の種指定天然記念物4種のうちの1種に指定されている。我が国では3地域に不連続に分布するが、どの地域の個体群も生息確認が断片的、局所的であり、経時的に安定して生息しているとは言い難い状況にある。本種を含めタナゴ亜科魚類は生きた淡水二枚貝類の鰓内に卵を産み込み、卵は貝内で孵化し、孵化した仔魚は卵黄を吸収し終えるまでその中に留まる。また、本種の主な生息場所は、河川の営力で氾濫原域に形成されたワンド(タマリ)と呼ばれる本川に連続した湾状もしくは(孤立した池状)の水域である。しかし、1970年以降、本種の生息河川では、本川の著しい河床低下に伴い、土砂堆積部の陸化および安定化が進行し、それに伴い、本種の生息状況が悪化してきたことが指摘されている。従って、本種の生息場所を復元・創出するためには、淡水二枚貝類を含めた生息の条件を、河川の氾濫、撹乱要因を含めて検討する必要がある。
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