国立研究開発法人土木研究所

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発表 生き物と環境のつながりを考える学習の実践-河川の氾濫原環境を題材として-

作成年度 2010 年度
論文名 生き物と環境のつながりを考える学習の実践-河川の氾濫原環境を題材として-
論文名(和訳)
論文副題
発表会 第2回土木と学校教育フォーラム
誌名 第2回土木と学校教育フォーラム プログラム・発表概要集
巻・号・回 2
発表年月日 2010/08/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
独立行政法人土木研究所水環境研究グループ自然共生研究センター真田誠至
抄録
 氾濫原は河川が洪水時に冠水する領域のことを指し、半止水水域(以下、ワンド)にはイシガイ目の二枚貝やコイ科魚類のタナゴ類が生息している。これらの共生関係として、タナゴは二枚貝に産卵すること、二枚貝の再生産には寄生宿主となる魚類(ヨシノボリ等)が必要であることが知られている。また、最新の研究成果によると、洪水は河川とワンドにおける生物の移動を可能にするだけでなく健全な氾濫原環境の維持にも関係していることが明らかになりつつある。 氾濫原環境の仕組みは複雑であるため、ここでは学習項目を①ワンドに生息する生物間のつながり、②ワンドと本線の物理環境の違い、③洪水によるワンドと本線のつながりの3つに分けて構成した。 これまでに行った学習の実践場所は、木曽川下流域のワンド群、岐阜県各務原市にある土木研究所の実験施設(以下、実験河川)、岐阜県関市の未改修水路、全国豊かな海づくり大会である。木曽川下流域のワンド群では、2007年10月に高校生SPP事業、2009年9月にJICA研修を実施し、二枚貝の採捕等を行った。土木研究所の実験河川では、2008年8月、9月に小学生を対象にした環境学習を行い、二枚貝の採捕と物理環境調査、洪水観察等を実施した。岐阜県関市の未改修水路では、2009年6月に小学校総合学習を行い、生物の観察会を実施した。全国豊かな海づくり大会は2010年6月に開催され、地域に生息する二枚貝の生息情報等を出展した。 本報告では、これらの氾濫原環境を題材とした環境学習の位置づけと実践の事例について紹介する。
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