国立研究開発法人土木研究所

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発表 広域降雨流出浸水予測モデルの開発

作成年度 2010 年度
論文名 広域降雨流出浸水予測モデルの開発
論文名(和訳)
論文副題
発表会 水文・水資源学会2010年度総会・研究発表会
誌名 水文・水資源学会2010年度総会・研究発表会要旨集
巻・号・回
発表年月日 2010/09/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
独)土木研究所 水災害・リスクマネジメント国際センター佐山敬洋
独)土木研究所 水災害・リスクマネジメント国際センター深見和彦
独)土木研究所 水災害・リスクマネジメント国際センター田中茂信
独)土木研究所 水災害・リスクマネジメント国際センター竹内邦良
抄録
世界中で毎年約1億人が洪水の被害を受け、約5千人がその尊い命を失っている(EM-DAT、2000 -2009)。急峻な地形をもつ我が国においては、台風や集中豪雨によって短時間で河川が増水し、ときに堤防が破壊されて甚大な洪水被害をもたらす。一方、大河川のデルタ地帯に位置する国々においては、河川の増水が長期間の洪水をもたらし、その平坦な地形に降った雨はさらに浸水域を拡大させる。こうしたさまざまな形態の洪水災害から少しでも被害を軽減するためには、1)洪水の範囲や規模をリアルタイムで予測し的確な予測情報を発信すること、2)気候や社会の変動を考慮して洪水リスクを正しく評価し、効果的な河川整備を進めていくことが大切である。こうした目的を達成するために、これまでにも多くの洪水予測モデルが開発されてきた。しかし、これまでに開発されてきた洪水予測モデルは、主として河川流量を予測することに主眼が置かれており、リスク評価や避難情報の直接的な指標となる浸水域や浸水深を予測することはできなかった。従って、それらを計算するためには、降雨流出モデルで河川の流量をまず計算し、それを境界条件として洪水氾濫モデルを実行するというのが一般的であった。しかし、流出モデルと洪水氾濫モデルとを連結させるのには手間を要し、またこれまでの洪水氾濫モデルは比較的小さな領域を対象としてきたため、リアルタイムで浸水域をおおまかに把握したり、広域で浸水リスクを評価したりするのには適さないことが多かった。そうした背景のもと、本研究では、降雨を入力として河川の流量と浸水とを一体的に予測する広域降雨流出浸水予測モデルを開発する。
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