| 最近では道路橋においても,固化工法を補助工法としてでなく,本設構造物の一部として利用し,本設構造物の設計を合理化しようという技術提案がなされるようになってきている。実橋に適用するためには,載荷実験を重ねることで支持機構,破壊形態を明らかにした上で,破壊に対してどのように安全余裕を担保するかという検討から始めることが必要であることから,本研究では,接円式改良地盤に支持される杭基礎の繰返し水平載荷実験を行った。実験は,70Gの遠心力場にて,図-1に示すような改良幅および改良深度に着目した4ケースについて行った。深層混合処理工法により形成される各固化杭がちょうど接するように配置された接円式改良地盤を想定しており,実際の施工・出来形管理方法を考慮し,1本1本の独立した固化杭を作製して接円状に配置することで模擬した。実験の結果として,①改良幅,改良範囲を拡大することで,固化杭によって荷重が周辺地盤に広く分散され,基礎の最大耐力が増加すること,②接円式改良地盤は滑動,曲げ破壊,割裂破壊といった様々な破壊形態を示すこと,③複合地盤的設計法により評価される受働土圧は,実験で得られた地盤反力を大きく上回ること等を明らかにした。 |