国立研究開発法人土木研究所

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発表 画像解析技術活用に向けた切羽写真撮影条件に関する一考察

作成年度 2022 年度
論文名 画像解析技術活用に向けた切羽写真撮影条件に関する一考察
論文名(和訳)
論文副題
発表会 第49回岩盤力学に関するシンポジウム
誌名
巻・号・回 F2
発表年月日 2023/01/11 ~ 2023/01/12
所属研究室/機関名 著者名(英名)
トンネルチーム田村賢人(TAMURA Kento)
トンネルチーム佐々木亨(SASAKI Toru)
トンネルチーム菊地浩貴(KIKUCHI Koki)
トンネルチーム日下 敦(KUSAKA Atsushi)
抄録
山岳トンネルの施工においては,日々の計測や切羽観 察を参考に適切な支保パターンや補助工法が採用されて いる.切羽観察は現場技術者の知識や経験に依るところ が大きく,技術者の経験により判断が異なる場合も多い. また,今後熟練の技術者が減少することにより,適切な 判断が困難になることが懸念される.近年では,それら の技術者による判断のばらつきの解消や,技術者不足へ の対応を目的として,AIによる画像解析技術を用いた切 羽評価システムの開発が進められている.その中で,切 羽撮影時の環境やカメラの設定がAIによる切羽評価の結 果に影響を与えることが明らかになっており1),画像解 析に適した切羽写真の撮影条件が提案されている2),3). しかし,それらの切羽の撮影条件が画像解析結果に及 ぼす影響について実際に検討された事例は少ない.本検 討では,山岳トンネルの切羽評価に画像解析技術を活用 する際に求められる切羽写真の撮影条件等を明らかにす ることを目的に,切羽写真の撮影条件に関する評価方法 を提案するとともに,撮影条件が切羽写真の画質や画像 解析の出力結果に及ぼす影響について分析した.また, 分析により得られた写真撮影時の留意事項を提案する.
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