作成年度 | 2020 年度 |
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論文名 | 講座「 道路土 工構造物の点検と防災 」 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | 6.グラウンドアンカーの点検 |
発表会 | |
誌名 | 地盤工学会誌 |
巻・号・回 | Vol.68, No.8 |
発表年月日 | 2020/08/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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施工技術チーム | 近藤益央(MASUO KONDOH) |
三重大学 | 酒井俊典(TOSHINORI SAKAI) |
抄録 |
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切土等では ,下部に擁壁 ,上部はのり面緑化あるい吹 付けを配し ,さらに一部グラウンドアカー (以下 ,ア ンカーと記す) を設置して安定化図るなど ,複数のり 面保護施設を配置する例も多い。 のり面 保護施設は緑化とのり面保護構造物に大きく分けられる。のり面保護 構造物には ,のり面の風化や侵食又は表層崩壊の防止を目 的としたもの ,さらには深層部にいたる崩壊の防止を目的 としたもの等各種あり ,一部の構造物は植生のための基盤 の安定を図ること目的に ,緑化基礎として用いられるこ ともある。また ,のり面保護構造物においても ,できる限 り周辺の環境及び景観との調和や保全に配慮することが 必要である。のり面保護構造物のうち ,擁壁 ,地山補強土 , 杭,アンカー等は ,ある程度の土圧やすべり塊滑動に 対する抑止力を有ことから ,岩盤 ,土塊の崩壊防止及 び安定を図る目的で設置され。 こでは のり面保護構造物の一つであるアンカー の点 検ポイント ,アンカーの点検項目 アンカーの変状・損傷 事例 について紹介した上で,のり面全体の安定性に関する点検のポイントについて述べる。 |