国立研究開発法人土木研究所

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発表 河川水を対象とした水生昆虫の環境DNA検出特性

作成年度 2022 年度
論文名 河川水を対象とした水生昆虫の環境DNA検出特性
論文名(和訳)
論文副題
発表会 水生昆虫談話会,日本陸水学会共催シンポジウムー水生昆虫談話会40周年例会ー
誌名 水生昆虫談話会・日本陸水学会共催シンポジウム要旨集
巻・号・回
発表年月日 2023/01/21 ~ 2023/01/22
所属研究室/機関名 著者名(英名)
流域生態チーム篠原 隆佑(SHINOHARA Ryusuke)
流域生態チーム菅野 一輝(KANNO Kazuki)
流域生態チーム中島 颯大(NAKAJIMA Sota)
流域生態チーム村岡 敬子(MURAOKA Keiko)
流域生態チーム崎谷 和貴(SAKIYA Kazutaka)
抄録
本研究は、水生昆虫の環境 DNA メタバーコーディング解析の検出特性を把握することを目的に、環境 DNA 分析結果と捕獲調査結果の比較を行った。対象箇所は九頭竜川水系の河川水辺の国勢調査(底生動物)の実施箇所 8 地区(定量調査箇所近傍)で、春季(5 月)と秋季(11 月)の捕獲調査に合わせて表層水 1L ずつ採水した。試料は全量ろ過し、DNA 抽出および精製後、MtInsect-16S プライマー(Takenaka et.al. 2021)を用いたメタバーコーディング解析を実施した。分析の結果、8 目 39 科 64 種の水生昆虫が検出され、上流側の地区と下流側の地区で検出される種組成に違いがみられた。なお、総種数は同時期の捕獲調査で確認された種数の半数以下と少なかったが、環境 DNA で検出された種の約 7 割は捕獲調査で確認された種であり、水系の水生昆虫相の一部を検出していると考えられた。
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