作成年度 | 2022 年度 |
---|---|
論文名 | 積雪寒冷地における既設補強土壁の健全度評価手法の確立に関する研究 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | |
誌名 | 共同研究報告書 |
巻・号・回 | 第557号 |
発表年月日 | 2023/03/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
---|---|
寒地土木研究所 | 林宏親、林憲裕、山梨高裕、畠山乃、橋本聖 |
国立大学法人北海道国立大学機構 北見工業大学 |
抄録 |
---|
近年、積雪寒冷地で施工された補強土壁(テールアルメ)の壁面パネルが脱落する事象が顕在化した。凍上対策を行っていない潜在的な既設補強土壁は5,000 以上存在するが、これは既設補強土壁の約15%に相当する。 本研究では凍上による壁面パネル破壊発生メカニズムを解明し、非破壊試験による健全度評価手法の確立するために、高さ6m の実大テールアルメを構築して4 シーズンに渡る計測から壁パネル脱落の要因を定量的に把握した。また、北海道オホーツク管内の複数の既設補強土壁を対象に表面波探査を実施し、得られた表面波速度Vs と壁面パネルの傾斜角θ の関係性から既設補強土壁の健全度評価指標を提案した。さらに、補強土壁の品質管理の一助となる「補強土壁チェックシート」を作成し、補強土壁の業務や工事の品質管理に資する枠組を構築した。 |