作成年度 | 2022 年度 |
---|---|
論文名 | 自然エネルギーを活用したダム堆砂対策技術 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | 潜行吸引式排砂管の開発 |
発表会 | |
誌名 | 建設機械施工(Journal of JCMA) |
巻・号・回 | Vol.74 No.6(No.868) |
発表年月日 | 2022/06/25 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
---|---|
水工チーム | 宮川仁(MIYAKAWA Masashi) |
水工チーム | 髙田翔也(TAKATA Shoya) |
水工チーム | 石神孝之(ISHIGAMI Takayuki) |
抄録 |
---|
土木研究所では,ダムの上下流の水位差によるエネルギーを活用し,輸送管としてフレキシブル管を用いた排砂手法(通称:潜行吸引式排砂管)の研究開発を行ってきた。室内実験の結果として,管径300 mm管で管内流速3 m/s 程度での施設が設置できれば,浚渫などの従来技術よりも低コストで50 m3/h/ 系統の排砂能力(4系統用いると約1 万m3 の堆砂を2 ~ 3 日で吸引,下流へ排砂できる能力)を有することを確認した。また,一様粒径では20 mm 程度,混合粒径では0.075 mm ~ 75 mm 程度であれば安定的に排砂が可能となることも確認した。本報告では,潜行吸引式排砂管の適用範囲を明らかにした実験を中心に実績を紹介するとともに,ダムでの適用のための排砂設備の設計手法を紹介する。 |