作成年度 | 2021 年度 |
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論文名 | 複数の渓流からなる広域山地流域における流木対策に関する研究 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | |
誌名 | 成果報告書 |
巻・号・回 | 令和3年度 |
発表年月日 | 2022/03/31 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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火山・土石流チーム | 石井靖雄、石田孝司、藤村直樹、 平田 遼、山田 拓、小柳賢太 |
抄録 |
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本研究では、近年流木による被害が顕在化している広域山地流域を対象に、(1)流出流木量推定手法と(2)既存砂防施設による流木捕捉機能向上手法の2 点を検討した。平成29 年7 月九州北部豪雨により流木の生じた2広域山地流域の流木量調査とGIS地形・水理解析から、流域面積や水深を用いて流出流木量を推定する手法を提案した。また、砂防堰堤の掘削調査と水路実験から、透過型砂防堰堤では流木容積率、不透過型砂防堰堤では空き容量が流木捕捉機能に大きく影響することを明らかにした。これにより、広域山地流域を流下する土砂・流木 の計画的な分離や、堆砂敷の除石を行うことで既存砂防施設の流木捕捉機能を向上させる手法を提案した。 |