作成年度 | 2021 年度 |
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論文名 | 地質・地盤リスクマネジメントの基本体系の構築に関する研究 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | |
誌名 | 成果報告書 |
巻・号・回 | 令和3年度 |
発表年月日 | 2022/03/31 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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地質チーム | 阿南修司、品川俊介、梶山敦司 |
抄録 |
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土木構造物の大部分が地質・地盤を基礎あるいは材料として利用されているが、地質・地盤の分布やその性状には不確実性が存在している。土木事業を行う上で、地質・地盤の不確実性を適切に取り扱うことは重要である。本研究では地質・地盤の不確実性を適切に取り扱う手法の開発を目的として、過去の事例を分析しリスクの発現機構を整理した。また、地質・地盤リスクマネジメントの手順を整理するとともに、リスクの分析・評価を行うためのリスク表現手法を検討した。過去の事例分析結果からは、影響の大きなリスク要因とリスク要因が明らかになる事業段階が分かった。地質・地盤リスクマネジメントの手順の整理では、有識者委員会を組織し議論を進めることによってリスクマネジメントの考え方を示したガイドラインを作成した。リスクの分析・評価を行うためのリスク表現手法の検討では、貯水池周辺地すべりを対象として事業初期段階の地質調査未実施時に不確実性の幅を表す方法を示した。 |