作成年度 | 2021 年度 |
---|---|
論文名 | 切土の変状リスク評価に関する研究 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | |
誌名 | 成果報告書 |
巻・号・回 | 令和3年度 |
発表年月日 | 2022/03/31 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
---|---|
土質・振動チーム | 佐々木哲也、加藤俊二、 東拓生 |
抄録 |
---|
切土のり面の施工中・供用開始数年内に変状が生じ新たな対策が必要となり、その変状の規模によっては工事の遅延や工事費の増大、長期の通行止め等が生じるケースがある。特に、近年では、用地制約による急勾配のり面や、山岳地を通過する際の長大のり面となる切土が設計・施工されるようになってきており、変状の発生頻度、変状の規模や供用開始時期の遅れ、通行止め期間の増加といった変状リスクや交通機能への影響も増大している。このため、道路建設の各段階において地盤の不確実性等に伴う変状リスクや交通機能への影響を明確にし、経済 性を考慮しつつ各段階において適切に対応する必要性が高まっている。本研究では、切土のり面の変状リスク評価、リスクマネジメント手法の構築に資するため、切土のり面の変状事例分析を通じて、変状の要因や素因となる地形・地質的な特徴および現行設計法における課題を整理するとともに、切土における元地形からの勾配変化率に着目した切土のり面の長大化に伴う変状リスクの評価および変状リスクを考慮した設計の考え方を提案した。 |