作成年度 | 2021 年度 |
---|---|
論文名 | 河川水温変化の機構解明及び河川生態系に与える影響評価モデルに関する研究 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | |
誌名 | 成果報告書 |
巻・号・回 | 令和3年度 |
発表年月日 | 2022/03/31 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
---|---|
河川生態チーム | 中村圭吾 |
抄録 |
---|
気候の変化に対する河川地先の感熱特性を表す指標として修正熱感度と熱平衡偏差を提案し、これらと流域・河道特性との関係解析から、流域規模での水温変化のメカニズムを支配する重要な流域・河道特性の検出を試みた。その結果、修正熱感度は河道特性や集水域の地形に関する要素、熱平衡偏差は集水域の地被に関する要素の重要性が示された。他方、水温変化に対する河川生態系への影響は、魚類を対象に検討を深めた。魚種ごとに相対的な重要度は異なるため、個別の議論が必要であるものの、生息密度を左右する重要な水温指標として夏季の最低水温や、25℃以上の年間累積時間と最長継続時間などの重要性が示された。 |