作成年度 | 2021 年度 |
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論文名 | 生物多様性保全と減災の両立を目指した河川氾濫原ネットワーク(EcoNet-DRR)管理手法の高度化 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | |
誌名 | 成果報告書 |
巻・号・回 | 令和3年度 |
発表年月日 | 2022/03/31 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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自然共生研究センター | 中村圭吾、林田寿文、宮川幸雄、森照貴、大槻順朗、末吉正尚、 東川航 |
抄録 |
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遊水地を造成する際、元は氾濫原であった場所を候補地とする場合が多い。生物多様性保全の観点から、遊水地に氾濫原環境を創出することは重要であるが、どのような環境や景観要素を取り入れるべきかを判断する手法は検討されてこなかった。本課題では、水際の移行帯における微環境の異質性が昆虫類の多様性を高めることを実験的に確かめた。また、水域景観の多様性を1km四方ごとに数値化した「さとがわ指数(SGI)」を開発し、魚類およびトンボ類の多様性との関係から、SGIが淡水生物多様性の指標として有用である可能性を示した。SGIは、生物多様性保全に資する遊水地の環境デザインや造成候補地の選定においても有用である可能性が示唆された。 |