作成年度 | 2021 年度 |
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論文名 | 遺伝子情報を活用した病原微生物の早期検出に関する研究 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | |
誌名 | 成果報告書 |
巻・号・回 | 令和3年度 |
発表年月日 | 2022/03/31 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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水質チーム | 山下洋正、諏訪守 |
材料資源研究グループ | 重村浩之、李善太 |
抄録 |
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本研究は、平成 30 ~令和 3 年度にかけ、①感染症情報と遺伝子情報の照合により、早期検知の可能性を評価、②感染価評価のための新たな前処理手法の提案、③的確な消毒効果の評価手法の提案 、の各項目を達成目標に掲げ実施した。令和 3 年度は 研究期間の最終年度であり、本項では、4 年間で得られた成果をとりまとめた。 ①の成果では、網羅・継続的な下水調査により、地域の感染症の流行状況を適切に評価できることを明らかにした。また、 ウイルス遺伝子のヒット(検出)数と感染性胃腸炎、新型コロナウイルス患者数には相関関係があり、感染症の流行予測に活用できることを明らかにした。 ②の成果は、 新たな前処理法の提案として、試料の前培養を行い PCR による定量( IC PCR法)により、感染価の評価の可能性を示せた。 ③の成果 として 、IC PCR 法による検出 Phage のグループ分けによって消毒耐性に応じた指標の選択が可能となり、的確な消毒効果の評価に活用できる成果が得られた。 |