作成年度 | 2021 年度 |
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論文名 | 資源回収型下水処理技術に関する研究 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | |
誌名 | 成果報告書 |
巻・号・回 | 令和3年度 |
発表年月日 | 2022/03/31 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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材料資源研究グループ | 重村浩之、宮本豊尚、桜井健介、 谷藤渓詩、岡安祐司 |
抄録 |
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資源回収型の下水処理技術の開発に向け、①エネルギー回収型下水処理手法の開発、②省エネ型高含有リン回収下水処理手法の開発、③下水処理場の最適資源回収手法の提案を目標に研究を実施した。エネルギー回収型下水処理手法については、実下水を用いた検証により、固形物滞留時間の短い汚泥を用いることでエネルギーとなる有機物の回収率を向上できること、および、汚泥性状や水温が影響因子であることを明らかにした。 また、省エネ型高含有リン回収については、高濃度リン回収実験装置により、回収した下水汚泥の焼成物のリン含有率が高品位のリン鉱石に相当するリン含有量であることを実験で証明した。さらに、下水処理場の最適資源回収手法については、回収物の有効利用促進のため貧栄養の海域に対する施肥法を提案し、下水資源から作製した固形化物の窒素溶出速度やゲル強度に関する知見を得た。 |