作成年度 | 2021 年度 |
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論文名 | 非塩化物系凍結防止剤の活用促進と開発に関する研究 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | |
誌名 | 成果報告書 |
巻・号・回 | 令和3年度 |
発表年月日 | 2022/03/31 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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寒地交通チーム | 佐藤昌哉、畠山乃、大廣智則、 徳永ロベルト、佐藤賢治、 齊田光、髙田哲哉、村上健志 |
抄録 |
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積雪寒冷地域の道路では、基本的な凍結路面対策として凍結防止剤の散布が実施されている。凍結防止剤には価格・入手し易さ・融氷性能が優れる塩化ナトリウムが主に利用されているが、道路構造物や植物等の沿道環境への負荷が懸念されている。本研究では、沿道環境への負荷が小さい凍結防止剤の候補物質として、コハク酸二ナトリウム・六水和物の適用可能性を確認するため室内試験を実施した。また、過年度の研究で凍結防止剤としての可能性を検討したプロピオン酸ナトリウムも含めて散布効果を検証するため、寒地試験道路と実道において 野外散布試験を実施した。その結果、プロピオン酸ナトリウム及びコハク酸二ナトリウム・六水和物酸を塩化ナトリウムに一定量混合することで金属腐食を抑制し、塩化ナトリウム単体と同程度の散布効果が得られることを明らかにした。 |