作成年度 | 2023 年度 |
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論文名 | 主観的判断の影響を低減した地山評価支援システム構築の試み |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | 土木学会全国大会・第78回年次学術講演会 |
誌名 | |
巻・号・回 | Vol.78 |
発表年月日 | 2023/09/11 ~ 2023/09/15 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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トンネルチーム | 田村 賢人(TAMURA Kento) |
トンネルチーム | 佐々木 亨(SASAKI Toru) |
トンネルチーム | 日下 敦(KUSAKA Atsushi) |
トンネルチーム | 菊地 浩貴(KIKUCHI Koki) |
抄録 |
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山岳トンネルの施工においては,事前段階で得られる地山情報が十分ではなく,トンネル周辺地山の挙動や支保の効果を正確に把握することが難しい.そのため,日々の観察や計測結果を整理し,地山の挙動や支保の効果を確認しながら,当初の設計・施工法を適合したものに修正していくことが重要である.しかし,切羽の挙動や変位傾向等を適切に評価し,判断できるかどうかは技術者の知識や経験に依るところが大きく,技術者により判断が異なる場合もある.このような背景から,近年AI(人工知能)を用いた画像解析や削孔データの分析により地山評価を行うシステム開発が進められているが,その判断や学習した関係(式)がブラックボックス化されていることや学習させる教師データの質に結果が左右される1)ことなどが課題とされている.そこで筆者らは,主観的判断の影響を低減した地山評価支援システムの開発に向け,地山評価の流れを再整理し,客観的な判断材料を提供するシステムの構築について検討した.本稿では過去の施工実績から変位や支保変状等の発生リスクを把握し,地山評価を支援するシステムについて検討した結果を報告する. |