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 山岳トンネルの地震時挙動と耐震対策に関する研究報告書

作成年度 2016 年度
論文名 山岳トンネルの地震時挙動と耐震対策に関する研究報告書
論文名(和訳)
論文副題
発表会
誌名 土木研究所資料
巻・号・回 第4358号
発表年月日 2017/03/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
トンネルチーム砂金伸治、小出孝明、日下敦、吉岡知哉、岸田展明
抄録
山岳トンネルは、地震により構造に大きな損傷を受けるのは非常に限定的な条件であり、一般に比較的地震に強い構造物とされてきたが、2004年新潟県中越地震や2016年熊本地震では、数は限られるものの比較的規模の大きな覆工の崩落を伴う被害を受けた山岳トンネルがあった。これは、地震の規模や地山条件、トンネルの構造等によっては、山岳トンネルにおいても地震による被害を受ける可能性があることを示唆している。このような被害を最小限にするための対策を合理的に実施するには、山岳トンネルの地震時における被害発生のメカニズムや対策が必要となるトンネルの条件を明らかにし、効果的な耐震対策の選定手法を確立する必要がある。このような状況を踏まえ、本研究は、山岳トンネルにおける合理的な耐震対策の確立に資することを目的として、過去の山岳道路トンネルの地震による被害の分析を行い、主な被害の発生メカニズムを推定するとともに、新設トンネルおよび既設トンネルにおいて耐震対策を行う場合の方向性や考え方について検討したものである。
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