作成年度 | 2023 年度 |
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論文名 | 外力性変状の進展に着目したトンネルの点検・診断に関する一考察 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | 第35回日本道路会議 |
誌名 | |
巻・号・回 | |
発表年月日 | 2023/11/01 ~ 2023/11/02 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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トンネルチーム | 小泉 悠(KOIZUMI Yu) |
トンネルチーム | 日下 敦(KUSAKA Atsushi) |
トンネルチーム | 廣田 彰久(HIROTA Akihisa) |
トンネルチーム | 森本 智(MORIMOTO Satoshi) |
トンネルチーム | 菊地 浩貴(KIKUCHI Koki) |
抄録 |
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日本国内には、令和4 年3 月末時点で約1.1 万本の道路トンネルが存在する。人口減少及びインフラの老朽化 に伴い、今後、特に地方での維持管理業務に従事する技術者不足が懸念され、技術面での支援が求められている。 道路トンネルの定期点検では、様々な変状現象の要因を外力・材質劣化・漏水のいずれかに区分する1)。七澤ら 2)による定期点検結果の分析報告によると、健全性の判定区分がⅢまたはⅣであった国管理の503 トンネルを対 象とした場合、変状区分が外力関連と判定された割合は11.1%であった。外力による変状の発生割合は、材質劣 化や漏水に比較して低いと言える。しかし、多くの場合、外力による変状には進行性があり、その兆候が見逃さ れることで、のちに通行止めを伴う大規模な対策が必要となるなど、トンネルが致命的な状態へと至る事例も散 見されている。このような背景のもと、真下ら3)の取組みも参考に、外力による変状の進展に着目した既往の研 究の整理分析を実施し、変状の各段階における点検・診断上の留意点の整理に取り組んだので、以下に報告する。 |