作成年度 | 2023 年度 |
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論文名 | 大型動的遠心力載荷試験装置 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | |
誌名 | 月刊誌「建築防災」 |
巻・号・回 | 2023年12月号 |
発表年月日 | 2023/12/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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土質・振動チーム | 東 拓生(Azuma Takuo) |
抄録 |
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遠心力載荷試験装置は、縮尺模型に遠心力を作用させて、土の自重に起因する拘束圧を増加させることなどにより、縮尺模型を用いて実物と同等の挙動を再現することができる試験装置です。 土木研究所つくば中央研究所では、最大100Gの遠心力を模型に作用させ、同時に模型を地震動で加振可能な大型動的遠心力載荷試験装置を所有しています。 この装置は、平成7年兵庫県南部地震により生じた様々な課題に対処することを目的に、1997年に竣工し、25年以上にわたり土構造物、基礎構造物、地中構造物などの実験に活用してきました。 しかし、老朽化に伴う能力の低下や平成23年東北地方太平洋沖地震や平成28年熊本地震により生じた新たな課題に対応するため、従来よりも強く・継続時間が長い地震動を再現できるように試験装置を改良する必要性が生じました。このような状況を踏まえて、平成29年に設備全体の更新を行いました。 本報では、遠心模型実験の概要、本装置の特徴、本装置を用いた実験の事例について紹介します。 |