作成年度 | 2014 年度 |
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論文名 | アルカリシリカ反応による損傷を受けたフーチングに対する損傷度評価および補修・補強方法に関する研究 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | |
誌名 | 土木研究所資料 |
巻・号・回 | 第4304号 |
発表年月日 | 2015/03/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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構造物メンテナンス研究センター | 中谷 昌一、七澤 利明、白戸 真大、竹口 昌弘、河野 哲也 |
抄録 |
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フーチングにおいてアルカリシリカ反応(以下、ASR)による損傷が生じた事例が報告されている。このような損傷が生じた構造物に対して適切に性能を評価し、補修や補強を行うためには、ASRによる損傷メカニズムや損傷度の評価、損傷を受けた構造物の性能の低下程度・耐荷メカニズムの評価が必要である。しかし、フーチングのような地中構造物においては一般的に目視による確認ができないために報告されている損傷事例が少なく、また、暴露試験や載荷試験等の研究的な知見もない。そのため、目視困難な地中構造物に対してASRによる損傷が生じているかどうか、また生じる可能性があるかどうかをどのように選定するか、ASRによって耐荷性能・耐荷メカニズムにどのような違いが生じるのか、どのような補修・補強が効果的なのかについては不明である。そこで本研究では、フーチングを対象として長期にわたる暴露試験および大規模な載荷試験によりこれらを明らかにし、これらの実験結果を踏まえて、ASRによる損傷を受けたフーチングに対する維持管理、補修・補強の留意点を提案するものである。 |