作成年度 | 2024 年度 |
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論文名 | 既設トンネルにおける外力性変状の進展に着目した事例分析 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | 土木学会全国大会・第79回年次学術講演会 |
誌名 | |
巻・号・回 | Vol.79 |
発表年月日 | 2024/09/02 ~ 2024/09/06 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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トンネルチーム | 小泉 悠(KOIZUMI Yu) |
トンネルチーム | 日下 敦(KUSAKA Atsushi) |
トンネルチーム | 廣田 彰久(HIROTA Akihisa) |
抄録 |
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国内には1 万本を超える道路トンネルが存在する。老朽化や人口減少に伴い,今後,維持管理の担い手不足 が懸念され,施策面とともに技術面からの支援が求められている。道路トンネルの定期点検では,様々な変状 現象の要因を外力/材質劣化/漏水に区分した上で,健全性を診断する。これに関し,外力性変状が材質劣化 によるものと認識されたまま変状が進行し,のちに通行止めを伴う大規模な対策工が必要となるなど,トンネ ルが致命的な状態に至る事例も見られ,兆候段階にお ける変状の診断精度の向上が課題と考えられる。これ に対し,著者らは,診断経験が豊富な技術者の経験に 基づく知識(いわゆる暗黙知)を,道路管理者や経験 の浅い技術者が活用しやすい形で形式知化し,診断を 支援することを目標に研究開発を進めている1)。本検 討では,はじめに変状の点検・診断時の着目点を示し, 外力性変状が認められるトンネルを対象に変状の進展 に着目した事例分析を行った。 |