作成年度 | 2022 年度 |
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論文名 | 鋼橋現場塗装における素地調整技術の高度化に関する研究 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | 土木研究所 |
誌名 | 成果報告書 |
巻・号・回 | |
発表年月日 | 2023/03/31 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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iMaRRC | 新田弘之 |
抄録 |
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本研究では、鋼道路橋塗装における素地調整の要求性能や性能照査項目を明確化するとともに、素地調整後の 鋼材の性状を評価するための試験・評価方法を考案し、目標とする塗膜性能を確保するために必要な素地調整品 質についての試験・評価に取り組んだ。考案した方法により、各種工法(ブラスト、動力工具、レーザー等)に よる素地調整後の鋼材表面の特性を把握するとともに、これらの特性が塗膜の付着性や耐久性に及ぼす影響を実 験的に明らかにした。海浜環境で腐食した鋼材には、表面的な観察や測定では把握することが困難な腐食が錆の 深部で進行しており、錆の深部には高濃度の塩分が蓄積されている可能性がある。素地調整によりこれらの塩分 を除去しきれないまま塗装をすると、塗膜は高湿度環境で容易に膨れを発生することが明らかとなった。 |