作成年度 | 2022 年度 |
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論文名 | 消化ガスの効率的運用に関する基礎的研究 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | 土木研究所 |
誌名 | 成果報告書 |
巻・号・回 | |
発表年月日 | 2023/03/31 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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iMaRRC | 岡安祐司 |
抄録 |
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消化ガスのさらなる有効利用を推進するため、①下水汚泥等からの消化ガス発生量及び需要量の季節変動の解 明、②利用可能な地域バイオマスの実態把握、③消化ガス回収の最大化手法の提案を目標に研究を実施した。そ の結果、ガス発生規模によらず冬季に比べ夏季に消化ガスが焼却処分されることが多いことが明らかとなった。 投入TS 濃度の増加等によりガス発生量は増加し、ガス発生量変動率は減少する傾向を確認した。また、回分式 メタン発酵試験により、基質として脂質及び炭水化物の有効性について確認し、混合消化することが望ましい地 域バイオマスの知見を得た。さらに、実際に地域バイオマスを混合処理している処理場を調査し、搬入量と消化 特性の実態を整理した。最後に、ガスホルダを能力強化して消化ガスを貯留することによる効果を試算したとこ ろ、用地の制約がない場合は現在焼却処分している消化ガスの約95%を使用できる可能性が示唆された。 |