作成年度 | 2022 年度 |
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論文名 | 火山灰質地盤における杭基礎の液状化対策の合理化・高度化に関する研究 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | 土木研究所 |
誌名 | 成果報告書 |
巻・号・回 | |
発表年月日 | 2023/03/31 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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寒地地盤チーム | 畠山乃 |
抄録 |
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火山灰質地盤の液状化のみにより杭基礎の安定が損なわれる場合に適用可能な耐震補強技術として、杭基礎周 辺地盤を既設構造とは非接触の地盤改良壁で囲い込む格子状地盤改良手法の適用性を検討した。格子状地盤改良 壁の最外周杭からの離隔や改良強度の違いが液状化抑制効果や既設杭へ及ぼす影響を、遠心力模型実験より検討 した結果、橋梁全体系の耐震設計計算に影響を及ぼさず、かつ、液状化による杭の水平地盤反力係数の低減に対 し抑制効果を得る格子間隔として7.0m 以下、最外周杭中心からの離隔として2.0m 以上が目安と考察された。ま た、離隔、改良強度を変化させた動的有効応力解析より、実験結果と同様の対策効果が適正に表現され、今後、 本解析手法により対策効果に関する定量的な評価が可能であると結論付けられた。 |