作成年度 | 2022 年度 |
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論文名 | ボーリングコアを用いた蛇紋岩の岩盤分類手法に関する研究 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | 土木研究所 |
誌名 | 土木研究所資料 |
巻・号・回 | |
発表年月日 | 2023/03/31 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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防災地質チーム | 倉橋稔幸 |
抄録 |
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トンネルの調査および施工技術が発達した近年においても、しばしば想定外のトンネル変状が蛇紋岩地山で発 生している。その要因の一端は、多様な蛇紋岩類の特徴を肉眼により識別することが困難であるため、地質工学 分野では蛇紋岩類を単一の岩種名「蛇紋岩」として区分していることにあると考えられる。そこで本研究では、 多様な蛇紋岩類に適合した岩盤分類を行うことを目的に、トンネル掘削の事前調査および施工中に採取される ボーリングコア試料を対象に、磁化率、密度、熱重量変化の測定を行い、蛇紋岩の物性に影響する構成鉱物の量 比を定量的に推定する方法を検討した。その結果、蛇紋岩トンネルにおける一軸圧縮強度の変化傾向が、蛇紋岩 中の含水鉱物の構成比と相関することを明らかとした。 |