作成年度 | 2022 年度 |
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論文名 | レーザーを用いた落氷雪事故防止技術の開発に関する研究 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | 土木研究所 |
誌名 | 土木研究所資料 |
巻・号・回 | |
発表年月日 | 2023/03/31 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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雪氷チーム | 西村敦史 |
抄録 |
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本研究では、道路構造物からの落雪防止を目的として、2つの新技術を開発した。1)多波長レーザー融雪試験から、3.0 μm と11 μm 付近のレーザー光の波長が雪氷の融解には最も効果的であることを示した。また、波長10.6μm の赤外CO2 レーザーを用いて距離100m 離れた箇所で着雪を融解することに世界で初めて成功した。2)フェムト秒パルスレーザーを用いて鋳型を作製し、熱架橋によりPDMS(poly-dimethylsiloxane)に多重微細凹凸構造を転写した。その結果、接触角160°以上、転落角3°程の超撥水性を達成した。超撥水性PDMS に約0℃の水滴を低温環境で滴下した実験の結果、水滴は即座に転がり落ち、氷や氷柱の形成を抑制する可能性を示した。 |