作成年度 | 2023 年度 |
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論文名 | 河川管理の実態を踏まえた効果的な環境DNA活用技術の開発 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | 土木研究所 |
誌名 | 成果報告書 |
巻・号・回 | |
発表年月日 | 2023/10/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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流域生態チーム | 崎谷和貴 |
抄録 |
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本研究では、河川水辺の国勢調査(以降、水国調査)への環境 DNA 実装に向け課題の抽出や標準化を進める ため、国土交通省と連携した全国調査等を実施した。河川においては調査地区の魚類相を、ダムにおいてはダム 湖全体の魚類相を効果的に捉えるための採水地点の選定や地点数について検討を行い、河川規模や調査目的に応 じた適正なサンプリング技術を開発した。魚類以外の生物群では、鳥類、両生類、底生昆虫類を対象に、種網羅 解析を行い、それぞれの種群の検出傾向から実装にあたっての課題を整理した。また、特定外来生物であるコク チバスを対象に、LAMP 法により簡易に在不在の検出を可能とした。さらに、魚類の種網羅解析のデータを使い、 水系内の地域個体群の健全性評価を試みた。これらより、河川やダムにおける環境 DNA のサンプリングの考え 方および将来的な活用に向けた要素技術の提案を行った。 |