作成年度 | 2024 年度 |
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論文名 | 可動堰における流況制御・土砂移動不連続性が下流河道に与える影響に関する課題整理と解決に向けた研究の提案 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | 土木研究所 |
誌名 | 成果報告書 |
巻・号・回 | |
発表年月日 | 2024/10/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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水工チーム | 猪股広典 |
抄録 |
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取水堰は安定的な取水の実現を担ってきた一方で、総合的な土砂管理の推進においては、堰の改造等による土 砂移動の連続性確保の必要性が挙げられている。ここでは、取水堰に関するこれまでの変遷及び堰の今後の整備 に関する見通しについて概観し、今後必要な技術的課題について考察した。その結果、今後の堰においては、こ れまでに獲得してきた取水安定性に加え、土砂連続性確保の観点から通砂性能の向上が求められること、少子高 齢化、社会資本への投資余力の制限を踏まえた建設・管理の負担を軽減できる新たな堰形式の提案が求められて いることを示した。また、新たな堰形式の一例として河道横断を部分的に仕切る部分堰を挙げ、必要とされる技 術的要件について述べた。 |