作成年度 | 2024 年度 |
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論文名 | 河川・道路管理由来草本類のバイオ炭化に関する研究 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | 土木研究所 |
誌名 | 成果報告書 |
巻・号・回 | |
発表年月日 | 2024/10/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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iMaRRC | 岡安祐司 |
抄録 |
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本研究は草本類の炭化技術の実用化を目指し、複数の種類の草本類の熱分解挙動を熱重量分析により把握し、 木本類(ヒノキ)と比較した。さらに、草木の化学組成と熱重量分析により得られたバイオ炭収率との関係を検 討した。抽出成分が多い草本類では250~300℃においても収率の低下が見られたことから、ヒノキの炭化温度よ りも低い条件においても熱分解が進む可能性が示された。また、草本類ではヒノキに比べてセルロースのような 結晶性を有する多糖類の含有率が低かった。さらに、400℃における炭化収率は結晶性を有する多糖類の含有率の 減少とともに増加する傾向であり、草本類では比較的高い収率でバイオ炭が得られる可能性が示された。また、 ハルジオンについては300℃以上の収率はあまり変化せず、350℃以下でも十分な炭化に至った可能性が示唆された。 |