作成年度 | 2022 年度 |
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論文名 | 洪水吐きゲートの機能確保のための堆砂・流木・沈木対策手法に関する研究 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | 土木研究所 |
誌名 | 成果報告書 |
巻・号・回 | |
発表年月日 | 2023/03/31 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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水工チーム | 石神孝之 |
抄録 |
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2017年長野県裾花ダムにて、洪水調節中の常用洪水吐きゲートの開操作が不能となった。常用洪水吐きの機能低下は、貯水位の異常上昇による下流への放流量増大を招くおそれがある。ゲート閉塞の要因は、ゲート敷高にまで進行した堆砂とその堆砂面上に存在していた沈木の複合作用であると考えられる。同事例について、全国のダムにおいても、今後の堆砂進行により同様のリスクが懸念される。 そこで本研究では、同事象の再発防止を念頭に、洪水吐き近傍における堆砂と沈木、ゲート設備特性・運用方法の相互関係において、個別の現象を把握し、それぞれが洪水吐きの放流機能に及ぼす影響を明らかにするとともに、堆砂と沈木の相互作用下におけるゲート閉塞メカニズムの検討を行った。 |