作成年度 | 2012 年度 |
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論文名 | 洪水災害準備体制指標の開発 |
論文名(和訳) | (Development of Flood Disaster Preparedness Indices(FDPI)) |
論文副題 | |
発表会 | |
誌名 | 土木研究所資料 |
巻・号・回 | 第4246号 |
発表年月日 | 2013/03/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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水災害・リスクマネジメント国際センター | 中須正、岡積敏雄、清水孝一 |
抄録 |
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洪水災害の多い途上国のコミュニティでは、災害が起こる前にハードおよびソフトに関するどのような準備体制が必要かなどの災害対応に関するガイドラインや指標などが整備されていない現状にある。本研究は、地域の防災準備体制を可視化する洪水災害準備体制指標を開発し、コミュニティが、自身でコミュニティの洪水災害準備状況の把握・評価をすることにより内発的対応を誘発するとともに、国・地域の防災行政責任者による効果的な防災施策の立案及び実施に資することを目的として実施した。指標の設計にあたって、日米の地域防災計画等を参考とするとともに現地の防災担当者に事前調査と議論を行い再精査のうえ調査票を作成した。フィリピン国マニラ、タイ国ウボンラチャタニ等で行った本調査により地域コミュニティの防災力としての準備体制の違いを本指標により表現できたことから、防災体制のセルフチェックに有効であることが確認された。本研究は、台風委員会水文作業部会のプロジェクトの一つとして2009 年から2012 年までメンバー国の協力を得て実施した。 |