作成年度 | 2012 年度 |
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論文名 | 特殊土壌における暗渠排水の長期機能診断と維持に関する研究 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | |
誌名 | 土木研究所資料 |
巻・号・回 | 第4232号 |
発表年月日 | 2012/07/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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寒地土木研究所 寒地農業基盤研究グループ資源保全チーム | 横濱 充宏、大深 正徳、中山 博敬、大岸 譲、岡村裕紀 |
抄録 |
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疎水材型暗渠の施工の歴史は浅く、機能診断のノウハウと長期的機能維持手法は未確立である。このため、これらの新しい暗渠排水の機能状況の的確な診断手法の開発とこれに基づく長期的な機能維持手法の提案が求められている。そこで、北海道の泥炭農地において使用実績が多い、ホタテ貝殻、埋木チップ、石灰石、火山礫を疎水材に用いた暗渠の機能調査を実施した。約10年が経過したホタテ貝殻、埋木チップ、火山礫暗渠は排水機能を損なうことなく、また、これら資材の耐久性も十分に確保されていた。石灰石暗渠については、施工後3年が経過した排水機能のみの確認であったが、これについても他の資材と同様に機能が維持されていることがわかった。また、地表面に近い箇所のコーン指数や含水比の計測値を用いた重回帰式から地下水位推定の可能性が確認できた。 |