作成年度 | 2012 年度 |
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論文名 | 樹脂固定法によるすべり面標本の作成マニュアル(案) |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | |
誌名 | 土木研究所資料 |
巻・号・回 | 第4227号 |
発表年月日 | 2012/05/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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地すべりチーム | 武士俊也、杉本宏之、本間宏樹、宇都忠和 |
抄録 |
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近年、高品質なボーリングコアを採取するボーリング技術によって、すべり面や地すべり土塊の詳細な観察が可能になってきている。しかし、従来通りのボーリングコア表面における観察では、ボーリングコア表面の乱れや、観察面が曲面であることなどから、必ずしも十分に情報を引き出せていない場合があると考えられる。すべり面や地すべり土塊を詳細に観察するためには、ボーリングコアを半割りにして平滑な観察面を作製し、ボーリングコア内部を観察することが効果的である。しかし、ボーリングコアには破砕を受けている箇所や軟弱な箇所等が存在し、そのままの状態では半割りすることは難しい。そこで、透明樹脂によってボーリングコアを固化することで半割りを容易にし、さらに切断面を研磨することによって、詳細な観察が可能な標本を作製することができる。本マニュアルでは、樹脂固定法によるすべり面標本の作製方法について標準的な手順を示す。 |