作成年度 | 2011 年度 |
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論文名 | 鋼箱形断面圧縮部材の耐荷力に関する検討 |
論文名(和訳) | Research on Ultimate Strength of Welded Box Columns |
論文副題 | |
発表会 | |
誌名 | 土木研究所資料 |
巻・号・回 | 第4221号 |
発表年月日 | 2012/03/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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構造物メンテナンス研究センター | 村越潤、遠山直樹、澤田守、有村健太郎 |
抄録 |
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鋼橋の圧縮部材の耐荷力に関しては,海外の設計基準等では初期不整や断面形状等の条件に応じて区分された複数の耐荷力曲線が適用されている.一方,道路橋示方書Ⅱ鋼橋編における基準耐荷力曲線は,設計の煩雑さの回避から各種条件下の耐荷力曲線に対する下限値(圧縮側の残留応力を0.4σy(σy:鋼材の降伏点),初期たわみをL/1000(L:部材長)と仮定したI 形鋼の弱軸に関する耐荷力曲線)を基本に設定されたものであり,既往の研究成果や複数耐荷力曲線が採用されている海外基準を踏まえると,耐荷力に影響を与える断面形状や初期不整に応じて強度分類することにより,耐荷力曲線を合理的に設定できる余地がある.本資料では,設計の合理化の観点から,比較的多く採用されている溶接箱断面部材を対象として,初期不整や断面形状等が耐荷力に与える影響を解析的に検討するとともに,既往の研究成果を参考に設計に適用する耐荷力曲線について検討した. |