| 作成年度 | 2025 年度 |
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| 論文名 | 貯水位変動に伴う地すべりの安定性評価に関する研究 |
| 論文名(和訳) | |
| 論文副題 | |
| 発表会 | 土木研究所 |
| 誌名 | 成果報告書 |
| 巻・号・回 | |
| 発表年月日 | 2025/10/01 |
| 所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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| 地質チーム | 品川 俊介(SHINAGAWA Shunsuke) |
| 抄録 |
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| 本研究は、ダムの貯水位降下速度が地すべりの安定性に与える影響を把握することを目的として、観測された貯水位および孔内水位に基づいて算出した残留率を整理するとともに、浸透流解析の残留率設定への適用性を検討した。地下水位追随性の分析の結果、残留率はほとんどの場合が50%以下、8 割程度が30%以下となった一方、貯水位降下速度との間に明瞭な相関はみられなかった。また、残留率の経時変化は孔内水位の貯水位への追随性に応じて4 パターンに分類された。さらに浸透流解析は降下速度に応じた地すべり内地下水位の推定に有効であ るが、岩盤の透水係数は数オーダーの幅があり、亀裂を含む岩盤の透水係数設定には課題があることがわかった。 |