作成年度 | 2020 年度 |
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論文名 | 寒冷地における鋼橋RC床板の診断・対策手法に関する研究 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | |
誌名 | 共同研究報告書 |
巻・号・回 | 第541号 |
発表年月日 | 2021/03/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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寒地土木研究所 寒地構造チーム | 中村拓郎 |
抄録 |
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寒冷地の鋼橋のRC 床版では、凍害の影響が顕著であり、近年では、アルカリシリカ反応が進行した事例も報告されつつある。床版の劣化は直ちに交通障害に繋がることから、走行安全性の確保や長寿命化に寄与するメンテナンス技術の開発が急務となっている。本研究では、床版の劣化を早期に検知して健全性を診断する手法と、劣化床版を効率的に補修する手法の確立を目的に、積雪寒冷地におけるRC 床版の劣化状況や調査方法に関する検討、内部劣化による構造性能の影響に関する検討、実橋RC 床版の構造性能評価に関する検討を行った。その結果、超音波法による層状ひび割れの検知手法を提案するとともに、実橋床版等を対象にした材料~ 部材レベルでの載荷試験を通して、凍害・アルカリシリカ反応に起因する層状ひび割れが床版の構造性能に及ぼす影響を示した。 |