作成年度 | 2020 年度 |
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論文名 | 着氷雪除去のためのレーザー光源の最適波長に関する研究 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | |
誌名 | 共同研究報告書 |
巻・号・回 | 第525号 |
発表年月日 | 2021/03/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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寒地土木研究所 寒地道路研究グループ 雪氷チーム | 櫻井俊光 |
抄録 |
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レーザーは指向性が良く、遠くまで伝搬し対象物へ照射することが可能である。レーザーによる氷や雪の融解法は、冬期道路管理への活用が期待されている。本共同研究では、近赤外レーザーによる氷の融解実験を実施し、波長0.976μm の近赤外レーザー光を氷に照射すると氷が融解することを確認した。寒地土木研究所の研究(H29 年度~R4 年度)で実施している波長10.6μm の赤外レーザーおよび過年度に報告された中赤外レーザーによる氷の融解実験に加えて本共同研究で得られた結果から、最適な波長に関する検討をおこなった。その結果、波長10.6μm のCO2 レーザーが最適な光源の一つであることを確認した。他方、近赤外レーザーでは、氷の内部が融解する現象を確認した。内部融解を促進する場合には近赤外レーザーも有効かもしれないが、利用方法については検討する必要があると考えられる。 |