作成年度 | 2018 年度 |
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論文名 | 地震レジリエンスを考慮した高強度RC橋脚の耐震性評価に関する共同研究報告書 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | |
誌名 | 共同研究報告書 |
巻・号・回 | 第505号 |
発表年月日 | 2019/02/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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構造物メンテナンス研究センター | 大住道夫、長谷川秀也、岡田太賀雄、中尾尚史 |
抄録 |
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本共同研究は,コンクリートの設計基準強度を60N/mm2とした場合の鉄筋コンクリート橋脚の耐力・塑性変形能を実験的に確認した上で,設計式の適用性の確認を一つのモデルケース的に行った.また,鉄筋コンクリート橋脚が限界状態を超えた後の状態を評価するとともに,その状態での橋の挙動について解析的に検討を行った.その結果,コンクリートの設計基準強度60N/mm2,軸方向鉄筋SD490 を組み合わせたRC 橋脚においても,道路橋示方書Ⅴ耐震設計編に示されている適用範囲内の一般的なRC 橋脚と同様の損傷過程を示し,かつ本実験条件に対しても道路橋示方書Ⅴ耐震設計編に示されている評価式を適用できる可能性を示すことができた.また,限界状態3を超えた後も,耐荷能力は保持していたが,限界状態3 を超えた部材の耐荷能力を評価するためには ,新たなパラメータも用いる必要があることがわかった. |