作成年度 | 2016 年度 |
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論文名 | 平成26-27年度 技術試験衛星Ⅷ型(ETS-Ⅷ)を用いた災害対応センサデータの伝送実験に関する共同研究報告書 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | |
誌名 | 共同研究報告書 |
巻・号・回 | 第485号 |
発表年月日 | 2016/10/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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火山・土石流チーム | 水野秀明、藤村直樹、石塚忠範、泉山寛明、水谷 佑 |
抄録 |
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国立研究開発法人土木研究所と国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構は、「技術試験衛星Ⅷ型(ETS-Ⅷ)を用いた災害対応センサデータの伝送実験」に関する共同研究契約に基づき、災害の発生予測や減災に資するため、通信手段の確保が困難な活火山火口付近での噴火に伴う降灰を監視するセンサデータを、ETS-Ⅷ衛星回線経由で配信可能であることを実証するための実験を行った。平成25年度までに超小型端末により良好なデータ伝送を可能なことを確認したが、さらに火山噴火時のデータ伝送の実用性を検証するため、平成26年度は、降灰下におけるデータ伝送のデータ伝送の良否の検証を桜島で、平成27年度は、実災害時の対応を想定した設置訓練(組立、設置、計測、データ伝送の一連の作業を実施)を樽前山覚生川で行った。噴火中のデータ伝送についてもデータを繰り返し送信する通信方法によりデータの伝送に成功し、現場での使用を想定した設置訓練でも機器の設置からデータ伝送まで迅速に実施できることを確認し、実用性が検証できた。 |