作成年度 | 2015 年度 |
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論文名 | 低炭素型セメント結合材の利用技術に関する共同研究報告書(Ⅳ)-多成分からなる結合材を用いた低炭素型のコンクリートの設計・施工マニュアル(案)- |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | |
誌名 | 共同研究報告書 |
巻・号・回 | 第474号 |
発表年月日 | 2016/01/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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先端材料資源研究センター | 渡辺 博志、古賀 裕久、森濱 和正、中村 英佑、栗原 勇樹、石井 豪、鈴木 聡 |
抄録 |
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低炭素社会の構築に向けた取組みとして,ポルトランドセメントの一部分あるいは大部分を高炉スラグ微粉末やフライアッシュ等の混和材で置き換えたコンクリートの利用が注目されている。混和材を多量に用いたコンクリートの実用化を進めるためには,信頼性の高い品質評価方法と適切な設計施工方法の確立が不可欠である。この共同研究では,日本国内で一般的に用いられているセメントと比較して混和材の置換率を高めて材料製造時の二酸化炭素排出量を削減した結合材を「低炭素型セメント結合材」と定義して,これを用いたコンクリート構造物の設計施工方法について検討した。この共同研究報告書では,ポルトランドセメントの75%あるいは90%を2~3 種類の混和材で置換した低炭素型のコンクリートの設計及び施工について標準的な方法を示した「多成分からなる結合材を用いた低炭素型のコンクリートの設計・施工マニュアル(案)」を提案するとともに,検討の過程で得られた研究成果をとりまとめた。 |