作成年度 | 2014 年度 |
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論文名 | グラウンドアンカーの適正な緊張力計測手法に関する研究 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | |
誌名 | 共同研究報告書 |
巻・号・回 | 第458号 |
発表年月日 | 2014/06/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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地すべりチーム | 武士俊也、藤澤和範 、阿部大志、濱浦尚生、田端裕司、中野亮、窪塚大輔 |
抄録 |
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本報告書は、土木研究所地すべりチームと民間企業6 社が、平成21 年度から平成23 年度にかけて実施した共同研究「グラウンドアンカーの適正な緊張力計測手法に関する研究」の成果である。グラウンドアンカー(以下、アンカーという)で対策された斜面の健全性を評価する上では、アンカーに作用している緊張力を計測することが有効である。こうした背景のもと、近年、アンカーの残存緊張力を従来よりも容易かつ経時的に計測できる技術が開発されてきた。しかしながら、現状では具体的なアンカー緊張力計測手法の基準や目安がないため、現場ごとに担当技術者が計測位置、計測数、計測頻度などを設定し緊張力計測を実施している。また、アンカー緊張力の計測データを定量的に評価する手法がないため、地すべり滑動の徴候を緊張力計測によって推測できていないことも考えられる。本共同研究では、アンカー緊張力計測データの現場計測を収集し、計測体制や計測器の配置事例を整理するとともに、アンカー緊張力計測を適切に行うための計測器設置の目安をとりまとめた。 |