作成年度 | 2012 年度 |
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論文名 | 短繊維混入コンクリートの開発に関する研究 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | |
誌名 | 共同研究報告書 |
巻・号・回 | 第435号 |
発表年月日 | 2012/04/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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耐寒材料チーム | 田口史雄、嶋田久俊、吉田行、栗橋祐介 |
抄録 |
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短繊維を混入したコンクリートの土木構造物への適用に向けて、材料的及び構造的観点から検討を行った。材料試験結果から、短繊維種別や混入率の違いによる圧縮強度、靱性係数、静弾性係数の違いは認められなかった。この一方で、短繊維混入率が0.30%以上の場合には、剥落抑制に対して効果的な短繊維による残存引張強度(ひび割れ発生後の引張強度)が確認された。また、RC柱の静的・衝撃載荷実験から、短繊維の混入によるせん断耐力および耐衝撃性の向上効果はスターラップを配した場合と同程度であり、短繊維の混入によって斜めひび割れ近傍の剥落が抑制されることが明らかになった。さらに、ポンプ圧送実験から、短繊維混入時のスランプロスや空気量の変化範囲を確認するとともに、短繊維がアジテータ車で均一に拡散されていることも確認した。 |